アルバルク東京ザック・バランスキーが地元長野に初凱旋「ここでバスケット人生が始まってよかった」
信州・三ツ井利也(左)とマッチアップするアルバルク東京のザック・バランスキー©Basketball News 2for1
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 Bリーグ2022-23シーズンが9/29に開幕し、1部(B1)東地区のアルバルク東京(A東京)はホワイトリング(長野県長野市)で中地区の信州ブレイブウォリアーズと対戦。1日に行われた第1戦は終始劣勢の展開も、新加入のジャスティン・コブス、エース田中大貴らの活躍によりA東京が終盤に逆転し、66-61で開幕戦を勝利で飾った。

 この試合では地元・長野県出身のA東京ザック・バランスキーが初めて凱旋。東海大三高(現・東海大諏訪高)・東海大時代の後輩である三ツ井利也とは同郷の先輩後輩対決となり、試合では白熱したマッチアップを見せるなど、会場に集まった3889人のブースターを沸かせた。

試合前、観客に手を振る三ツ井(左)とバランスキー©Basketball News 2for1

同郷の後輩・三ツ井利也とマッチアップ「点取ってニヤッと」

 小学生の時に長野県でバスケットボールを始め、学生時代には幾度となくホワイトリングで熱戦を演じてきたバランスキー。

 試合前にシューティングのためにコートに姿を現すと、アリーナMCの三井順さんが名前を呼び込み、ファンからは温かい拍手が送られた。「まず、本当にホワイトリング懐かしいなぁっていう思いでした。体育館に入った瞬間からたくさんの方に拍手をしていただいて、長野県民の温かさも感じましたし、ここでバスケット人生が始まってよかったなと感じました」とバランスキーは万感の思いで初凱旋を振り返る。

 1クォーター(Q)後半に試合に出場すると、奇しくも同じタイミングでコートに入ってきた三ツ井利也とのマッチアップが実現。3Qには三ツ井を相手にポストアップからターンアラウンドシュートを決めるシーンもあり、地元でのチームの勝利に貢献した。

©Basketball News 2for1

 「プレータイムはそんなに長くはなかったですけど、シュートを打てる場面があれば絶対に打とうと思っていたし、1Q 3Pを2本も外してこのままじゃ終われないと思っていました」とバランスキー。3Qの得点については「(3Q)にちょうどポストアップした時に三ツ井がプレッシャーをかけてくる事をわかっていたし、絶対シュートで終わらせてやろうと思っていました。自分の得意なポジションに持っていって、最後は打ち切るだけで。点を取って、ちょっとニヤッとしました」と笑みをこぼした。

 今後の三ツ井とマッチアップについて聞かれると「3Pは決めたいです。三ツ井も成長して上手くなってはいますけど、俺もまだまだ負けないよと。もう一回ニヤッとできたらいいなと思います」とユーモアを交えながら意気込みを語った。

記者の質問に笑顔で答えるバランスキー ©Basketball News 2for1

三ツ井は高校時代がフラッシュバック「今度はやり返したい」

 同じく長野県出身で信州の生え抜き選手としてプレーする三ツ井も、地元での先輩バランスキーとのマッチアップを心待ちにしていたという。 

「B1にあがって2シーズン、アルバルク東京と試合をやりましたが、そこまでマッチアップする機会がなかったので、楽しみにしていました。ホワイトリングという舞台でマッチアップ出来たことは嬉しかったです」と三ツ井。3Qにバランスキーにシュートを決められたシーンについては「マジで悔しかったですね。高校時代によく見ていたプレーだったので、当時がフラッシュバックしました。今度やりかえすチャンスがあればやり返したいです」と笑顔でリベンジを誓った。

バランスキーについて笑顔で語る三ツ井 ©Basketball News 2for1

初凱旋は1勝1敗も万感「素直に嬉しかった」

 第2戦は信州がやり返し、1勝1敗で初の凱旋試合を終えたバランスキー。「(第2戦に)負けたのはもちろん悔しいですけど、やっと長野市でプロとして試合をやれたことは楽しかったですし、試合前に知り合いのいろんな人を見かけたり、恩師に会えたり、ホワイトリングで試合ができたのは素直に嬉しかったです」と万感の思いを口にした。

 学生時代は共に戦った長野の地で、プロとして白熱の戦いを繰り広げたザック・バランスキーと三ツ井利也。

 「楽しかったですし、同じ長野県出身の三ツ井とやれたのは思い出として残りました」とバランスキーが語れば、「自分がずっと背中を追ってきた人だし、さすがだなと思いました。特別な開幕戦になりました」と三ツ井も感慨にふける。

 2人のストーリーを追ってきたファンにとっても、待望の瞬間だったに違いない。

(橋詰拓磨)

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