東西首位決戦は1勝1敗 アルバルク東京ザック・バランスキー「また決勝で会おう」琉球・岸本と約束
QFで対戦することが決まったアルバルク東京のセバスチャン・サイズ(左)と琉球ゴールデンキングスのアレン・ダーラム©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・アルバルク東京は4日、ホームの代々木第一体育館で琉球ゴールデンキングスと対戦。2016年のBリーグ開幕戦と同じ舞台、同じ対戦相手での再現となった今回の対決。A東京は26-47の21点ビハインドで前半を終えるなど厳しい立ち上がりとなるも、後半は強度の高いプレーで追い上げる。4Q残り2分19秒では一時逆転するも、最後は僅かに届かず74-76で惜しくも敗れ、西地区首位の琉球相手にホーム連勝とはならなかった。

 A東京はセバスチャン・サイズが24得点11リバウンド、ライアン・ロシターが14得点9リバウンドを記録。試合後、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチザック・バランスキーが記者の質問に答えた。

デイニアス・アドマイティスHCの琉球戦後のコメント

-琉球戦の総括

 琉球と対戦するときはフィジカル面やエネルギー面を常に100%で出さないとなかなか連勝するということは厳しいです。特に第1クォーターのスタートや前半は非常に悪く入ってしまいましたので、ここは一つの敗因だと思います。しかし一時は26点ぐらいのビハインドを背負ってから、最終的には勝つことができませんでしたが、最後まで諦めないで戦う姿勢は我々のチームにとっても非常に誇りが高いゲーム内容だと思います。

 今後チャンピオンシップのようなショートシリーズになると、上位のチームとの試合は厳しい戦いになりますので、我々としては前日に勝ったか負けたかは構わず、2日連続もしくは第3戦まで行く可能性もありますので、(今日の試合内容で学んだ)しっかりと戦う気持ちとフィジカル面は今後にも役立てると思います。本当に悔しい負けですが、次には必ずこのようなことのないようにしっかりと準備して戦っていきたいです。

記者会見で話すデイニアス・アドマイティスHC©Basketball News 2for1

-前半の入りが悪かった点

 特にスタートのビッグラインナップに関しては、琉球はオフェンスリバウンドを取ってくるチームですので、そういったサイズのミスマッチがあったと感じていますが、それよりも今日の(敗因は)オフェンスの入りが全て物語っていると思います。

 我々のセットプレーやエントリーで封じ込められ、琉球は非常にアグレッシブにディナイをしてきたので、オフェンスはボールをもらいたいところでもらえないなど簡単にプレーさせてもらえなかったです。そこでドライブやペイントタッチもできずに外だけのパス回しになってしまって、得点がかなり苦しくなってしまいました。しかし、これは後半になっては非常に改善してよくなったと思います。

ザック・バランスキーの琉球戦後のコメント

-Bリーグ開幕戦が行われた場所で琉球と約7年半ぶりの再戦を振り返って

 Bリーグが始まった場所で同じアルバルクと琉球が試合して、あのときは(リーグの)開幕ということでファンも半々ぐらい分かれていました。時を経て、アルバルクファンもすごい団結力が強くなって、チームとしてだけじゃなくてファン層とか、いろんな部分でアルバルクとしてもすごく成長したのかなと思います。

 その中でアルバルクは自分だけ開幕戦もやった中で残っていて、琉球は岸本と田代が残っていて、試合後に(岸本)隆一とちょっとだけ話して、「楽しかったね。また決勝で会おうね」みたいな話は軽くしました。琉球さんは西地区をリードしてきたというか強豪として引っ張ってきたので、毎回やるときはタフなんですけど、久々に代々木でやってバスケット選手としてもファンとしても誰もが楽しめる週末だったかなと思います。

記者の質問に答えるザック・バランスキー©Basketball News 2for1

-チャンピオンシップで3戦目を戦う際のメンタル

 あんまり変わらないというか、いつも通りの自分たちのやるべきことは徹底してやるだけなのかなと思います。今日は前半で相手に押されて、自分たちのバスケットじゃなくて相手のバスケットの時間の方が長かったせいで、自分たちのバスケットを遂行できなかったのが敗因だと思います。もし3戦目とかあるんだったら、どれだけ長い時間自分たちのバスケットができるかが鍵なのかなと思います。

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