Bリーグ1部・横浜ビー・コルセアーズは27日、ホームの横浜国際プールで島根スサノオマジックと対戦。前半を43-57と14点ビハインドで折り返すと、3Q途中で一時25点差に。4Qに粘りを見せて点差を縮めたものの逆転までは至らず、86-98で敗戦。2024年最初のホームゲームを勝利で飾ることはできなかった。
横浜BCは、今シーズン最多の20分出場で16得点を挙げたカイ・ソットや10分間の出場で9得点を挙げた西野曜などが活躍を見せたが一歩及ばず。試合後、青木勇人HCと河村勇輝が記者の質問に答えた。
青木勇人HCの島根戦後のコメント
-島根戦の総括
最終的にこのスコア、98点というところを抑えていかないと、勝つ試合に持っていくには難しいというのは、わかるところだと思います。特に前半で57点取られていた中で、後半は41点と決して及第点はないんですけれども、これだけスコアラーの揃った島根相手にはそう簡単には行かせてもらいたいっていうのは、今日に関してはあった。
特に前半で勢いに乗られる、スピードに乗られるところでペイントまで侵入されたのは大きな問題だった。セカンドチャンスポイントに繋がってないが、攻撃回数を増やされてしまって、ディフェンスをやる時間が長くなっていたところに関しては、前半何とかしなければいけないとというふうに思っていた。
後半はそこをプライオリティとして修正して、点差が離れた中でも、最後まで食らいつくところを作っていこうという後半でした。特に後半に関しては点数だけ見ても何とか2点が上回っている状況になっていますし、あとはペイントポイントのところを前半と後半でだいぶ変えられたので、そこに関してはしっかりとアタックした部分があったというふうには思う。
やっぱりビュフォード選手、29点9アシストというところで、そこが起点になってしまったので、ペイントに入られないように、対応をしなければいけなかった。警戒していてもやられた部分はあるというふうに思いますし、警戒していて抑えたところでやっぱり周りの選手がステップアップした部分もあったところが最後の違いになったと思う。
ただ、カイ・ソットが20分で16点というところで、新しいターゲットが少しずつ見えてきたというところと、2桁の選手が4人出てアシストが数が増えたことや、攻撃回数も島根を上回っているところで、少しアグレッシブな部分を見せられた。
-カイ・ソットの活躍について
8月に一度試合に出てから実戦からかなり離れていて、しかも怪我を負ってリハビリから始まった後の合流だったので、無理はさせられない。あとは、途中からの合流なのでフィットするまでには、時間をかけなきゃいけないところは焦ってはいけないと思っている。
その中でもしっかりと使いながらチームと合わせていくことによって、そこに一つオプションが増えるだろうというのは感じていたので、今日は数字の面でしっかりと証明してくれたと思う。ディフェンスでも、どこにいてもやっぱり目立つので、存在感はある選手だと思います。
ただ、ディフェンスのところでもう少しファイトが必要なところもあると思うし、あとはファールがかさむ時間帯もちょっと多いので、そこをしっかりとチームとしてコントロールして、彼自身も行動していけば、今日のパフォーマンスから、また上がってくると思っています。
河村勇輝の島根戦後のコメント
-島根戦の総括
相手がオフェンシブなチームの中で、100点弱取られてしまっているので、もっともっとディフェンスのところを突き詰めないといけないし、島根のポイントゲッターな選手がたくさんいますが、その選手たちにいいようにストレスなくプレーされてしまったので、もっともっと前半からディフェンスのところをやっていかないといけなかった。後半は勝っているとはいえ、前半でリードされる展開になってしまうと後半に苦しい形になるので、もっと前半からチーム全体としてディフェンスの強度を高くしていかないといけない。
-なかなか連勝できていない現状について
連勝できないのには、チームの力はあると思う。2連戦で連勝し切るには相当な力がないといけないと思うし、勝った後にきちんともう1勝を取りに行くというマインドセットをするという強い気持ちも必要だと思う。力と気持ちが合わさった状態になると、大型連勝ができると思う。今なかなか連勝ができていないのには、それなりの問題があると思うし、向き合っていかなければいけない。
CSに向けて残り1試合も負けられないと思っているが、目の前にある試合や選手にフォーカスをしながら戦っていかないとその先の大きな目標には届かないと思うので、今日出た課題を選手やコーチ陣で修正する。