Bリーグ1部は20日から22日かけて各地で第3節の試合が行われ、サンロッカーズ渋谷(中地区7位)はホームで長崎ヴェルカ(西地区3位)と対戦。21日の第1戦は85-78で今季初勝利を手にした。
翌22日の第2戦では、B1昇格1年目の長崎が前半から攻守で冴えわたり41-54で13点リードを許す展開に。第1戦同様に後半で差を詰め第3クォーターには一時2点差まで追い上げるも、4Qは長崎のジャレル・ブラントリーや森川正明らに重要な場面で得点を許し、10-21とオフェンスも失速。74-91で敗れ、今季初の2連勝とはならなかった。
SR渋谷はジョシュ・ホーキンソンがチーム最多の25得点8リバウンド、ライアン・ケリーが19得点9アシスト、ベンドラメ礼生が10得点、今節から新加入となったジェフ・ギブスが9得点7リバウンド2スティールを記録。試合後、ルカ・パヴィチェヴィッチHCが記者会見に登場し、記者の質問に答えた。
パヴィチェヴィッチHCの10/22長崎戦後のコメント
-長崎戦の総括
まずは長崎に「おめでとうございます」とお伝えしたいです。今日は長崎の方がスタミナとパワーがあって、こういう風にゲームをひっくり返すことができるチームだと分かりました。それを40分続けられて、ホームでの2連勝を僕たちは奪われてしまった形となります。
長崎は常に高いレベルでプレーしていると思います。でも逆に私たちはやりたいことができなかった。試合の中で何回もファイトバックして戻ってきた場面もありましたけど、その中で僕たちは安定して勝つまでに至らないレベルだったと思います。
-元A東京勢が集った戦いについて
NBA、ヨーロッパリーグでもそうですが、全日本とは違うプロの中で戦うのは時間が来れば、人もコーチも変わる。そういう中でやっているのがプロの世界。
もちろん彼らとはいい関係性を気づいていて、いい友人かもしれないけどコートに入ったら戦う相手として扱ってますし、コート上ではそれを抜きにして戦ってます。表裏一体コインのような表では違う面もありますけど、逆を見れば戦うことということで彼らと接してます。
-アンソニー・クレモンズについて
このチームに(自分が)入ったときにこのチームを見て、まずは日本人の真のポイントガードが(小島)元基しかいないということで、アメリカ国籍の外国籍選手でポイントガードができる選手をまずは連れてこないといけないということが、初めにありました。
その中で彼の仕事として彼はいい仕事をしないといけない。今回は元基が怪我をして、出場しなかったら結果的に彼を長く使ってしまうことになる。まずは彼の仕事をしてほしいというのはあります。
しかし名古屋ダイヤモンドドルフィンズの第1戦に怪我をしてしまって、そこからトレーナーと話しながらケアをして戻ってきたんですが、それでも1週間満足いくような練習ができていなかった。徐々に復帰はしつつも完璧なレベルのインテンシティでプレーを100%で行えるかというとそうではないかもしれない。