サンロッカーズ渋谷、 最大27点差を跳ね返し5連勝
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SR渋谷名古屋D
161Q21
132Q29
253Q17
344Q17
88最終84

Bリーグ1部第9節第1戦が11月14日各地で行われ、サンロッカーズ渋谷はホームで名古屋ダイヤモンドドルフィンズに88-84で勝利。10月28日の秋田ノーザンハピネッツ戦から5連勝を飾った。

後半は59-34と圧倒

第1クオーター、序盤から#34ライアン・ケリーのシュートが決まり、11-4とリードする形で試合が始まったが、後半から名古屋Dのシュートが決まりはじめ、最後は#8張本天傑にブザービーターを決められ16-21でこのクオーターを終えた。SR渋谷は7ターンオーバー、名古屋Dは6ターンオーバーと両チームミスが目立つクオーターとなった。

第2クオーター、SR渋谷はオフェンス面でフィールドゴールが4/17(23.5%)と思うようにシュートが決まらなかった。ディフェンス面でも連携がうまく噛み合わず、名古屋Dに合計7本の3Pシュートを沈められた。このクオーターでは13-29と名古屋Dに主導権を握られ、29-50の21点差ビハインドで前半を終えた。

第3クオーター、序盤は前半の流れのまま名古屋Dがシュートを決め、残り9分10秒にはこの日最大の27点差とされた。しかしタイムアウト終了後、#9ベンドラメ礼生の3Pシュートを皮切りに渋谷の反撃が始まる。得意のハイテンポなバスケットボールを展開し、54-67の13点差まで追いつめこのクオーターを終えた。

第4クオーター、SR渋谷はオフェンスの手を緩めず、13-0のランを展開。#14マイケル・マカドゥが強烈なダンクシュートをお見舞いし、残り6分32秒でついに同点に追いつく。そこからは一進一退の攻防が続くも、残り32秒、ベンドラメが逆転3Pシュートを沈めると、残り23秒にはマカドゥがブロックショットを決め、勝負あり。 前半時点では誰もが予想しなかった、SR渋谷の大逆転勝利となった。

劇的勝利をしたサンロッカーズ渋谷

誰もが諦めなかった勝利

最大27点差からの逆転勝利はリーグ記録となった。

ケリーは試合後、「前半終了時点で選択肢が2つあった、一つはこの試合を諦める、もう一つは最後まで戦う。そんな中でチーム誰一人諦めなかった。これはシーズンの中で大事なメンタリティに繋がる。」とチームの様子を語った。

この日27得点と攻撃の要となった#34ライアン・ケリー

伊佐ヘッドコーチは「今季はクロスゲームが多い中、ここ5試合勝ち切れたことが今回の勝ちに繋がった。」と劇的な勝利を分析した。

オフェンスでは、たとえビハインドでも相手のペースに合わせずハイテンポで、ディフェンスでは前半ファールがかさんでも、激しくプレッシャーにいくSR渋谷のスタイルを貫き通し、粘り強さが発揮された試合となった。

ベンドラメ27歳バースデーに大活躍

この日、27歳の誕生日を迎えたベンドラメ。持ち前の勝負強さで、自身のバースデーに勝利を添えた。

チームキャプテンである背番号9は「自分たちの土俵で戦おう。リバウンド、ディナイを一つ一つファイトしていこう」と後半開始時にチームメイトを鼓舞。大逆転勝利へ、チームの士気をあげた。

ベンドラメ自身も後半はギアをあげ、後半だけで12得点5アシストを記録。#32山内が怪我で欠場しているということもあり、第4クオーターはSR渋谷では珍しい10分間のフル出場をした。
その中で、「チームが苦しい時間帯で彼が欲しかった。」と山内の存在の大きさも明かした。

自身の誕生日に対しては「今までの中で1番いい誕生日になりました。」と試合後、笑顔で素直な気持ちを語った。

日本を代表するポイントガードとして、チームのキャプテンとして、27歳は飛躍の年になることを宣言するような活躍を見せたベンドラメ。今後の成長へ期待は計り知れない。

勝負所でチームを引っ張った#9ベンドラメ礼生

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