Bリーグ1部・滋賀レイクスは16日、ホームの滋賀ダイハツアリーナで琉球ゴールデンキングスと対戦。滋賀にとっては残留争いからの脱却を目指すうえで重要な一戦となったが、終盤に琉球の攻撃を止められず81-89で敗戦。前日に行われた第1戦とあわせてホームで連敗となった。
試合は序盤、琉球に3本連続で3ポイントショットを決められ、主導権を握られる展開に。しかし第2クォーター(Q)残り4分、デクアン・ジョーンズの3Pシュートにより35-33と逆転。その後はリードチェンジを繰り返しながらも、45ー41と4点リードで折り返す。
後半、第3Qは琉球の強度あるディフェンスに苦戦しなかなか得点を伸ばせず、残り4分27秒には琉球・牧隼利の3Pで同点に追いつかれる。続く第4Q、開始直後のジョーンズのレイアップを皮切りに7-0のスコアリングランを見せ、残り7分16秒には73ー61とリードを12点に広げる。しかし、オフィシャルタイムアウト直前の今村佳太の3Pから琉球にリズムを奪われると、残り5分からは6得点しか奪えず失速。81ー89と前日に続き悔しい敗戦となった。
この試合ではテーブス海が19得点6リバウンド7アシスト、イヴァン・ブバが19得点8リバウンド、デクアン・ジョーンズが17得点6リバウンド3アシストを記録。試合後、ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)とテーブス海は記者の質問に応じた。
ダビー・ゴメスHCの琉球戦後のコメント
-4/16 琉球戦後の総括
まず、週末を通して琉球さんのようなトップのクラブに対して、戦術・戦略面では、2日間を通して我々がゲームコントロールできたかなと思っています。なのでそういった部分に関しては、すごく満足していますし、ポジティブな部分です。
この2試合、大きく勝敗を分けた部分は、やはり琉球さんの方が長年このメンバーでやって来ていることと、このメンバーでやり続けている経験が、大事な場面で何をしないといけないのかがチームとして明確にプレーできていたり、大事な場面でしっかりとシュートを決めるというところが今日の負けに繋がったと思っています。
試合通して、自分たちがいい流れでバスケットをできている時間帯はあったのですが、そこから個人で打開しようとしてしまい、ボールムーブが悪くなり、キックアウトやパスが出ることもなくなってきたところから自分たちのいい流れが詰まり、相手が流れを掴んでしまったと思っています。前半もスタッツの部分でアシスト10本、3Pも6/15という状況ではあったのですが、後半は(3Pを)1本だけしか決めることができなかった。それは自分たちのシュートが入らなかったというわけではなくて、その1本1本のシュートのクオリティが前半と後半では、違ったということです。
ただ、そういったことはあったものの、この琉球さんというトップのクラブに対してしっかりと戦うことができたことはポジティブに捉えながら、自分たちは良い経験ができたと思っているので、それを次に繋げていきたいと思っています。
-B1残留への意気込み
一番重要なのは、今やっていることを最後まで信じてやり続けていくというところです。今までの10月、11月、12月と戦ってきたチームとは全く違うので、過去がどうだったかと振り返ることはできないですし、自分たちが一番重要なのはB1に残る、残留とかそういうことよりも今やっていることが一番重要なので、そのフォーカスはぶれずにやり続けていきたいと思ってます。
試合は今後も続くので、一試合一試合しっかりとした準備をして試合に挑むこと。今節、二敗してしまいましたが一番重要なのは、対戦相手が誰だったかを見たときに、やはり経験値であったりバジェットの部分でも大きな差がある相手に対してここまでしっかりとコンプリートできるというところはポジティブな部分なので、試合で簡単に負けてしまうチームではないということ。そこはしっかりと自信に変えながら、毎試合こういった形でコンプリートし、戦い抜くことができれば、残りの試合も全勝できるくらいの強い自信を持っているので、変わらずに準備をしていきたいと思ってます。
自分が指揮を執る数ヶ月前は、琉球さんのようなチームに対してこれだけ戦えると信じていた人はおそらく少なかったと思うので、その部分をこの週末に見せられたことはポジティブに捉えながら、次に繋げて残りのシーズンを戦っていきたいと思います。
テーブス海の琉球戦後のコメント
-4/16 琉球戦後の総括
アジャストしないといけないところは大体第4Qの途中まではできたと思うのですが、試合を通してリバウンドのところと、第4Qからの自分たちのオフェンスの遂行ミスで今日は負けてしまったなっていうのが第一印象です。でも、40分通して自分たちのスタイルでやれたと思うので、このままいい所はどんどん続けて、修正しないといけないところは水曜日までに修正したいと思います。
-B1残留への意気込み
僕もちろん(残留を)信じていますし、何よりもチームみんなが信じていると思うので、(SR)渋谷戦の土曜日(3/25)の途中ぐらいから相手に流れがいっても自分たちのやらないといけないことが明確になっていて、ある程度チームとしても自信を持てるような印象があったので、そこから渋谷戦も2連勝して、FE(名古屋)にも2連勝して、やっぱり自分たちのアイデンティティーは明確になっているので、その自信を失わず、やっぱりこれからも厳しい戦いが続くと思うんですけど、最後の最後までチーム一丸となって戦っていけたらなと思います。