Bリーグ1部・西地区7位の京都ハンナリーズは22日、ホームのハンナリーズアリーナ(京都市)で琉球ゴールデンキングスと対戦。前半で最大15点リードと流れをつかむも、後半に逆転を許し80-86で敗れた。
前半、サイズのあるラインナップの琉球に対し、身長差を生かしてオフェンスを組み立てた京都が終始主導権を握る展開に。京都は久保田義章やシェック・ディアロを中心に得点を重ね、47-34と13点リードで折り返す。
第3クォーター(Q)、久保田にサイズのある選手をマッチアップさせた琉球のディフェンスにリズムを崩されると、逆転を許してしまう。それでも第4Q、残り2分を切った場面では青木龍史がコーナーから3ポイントショットを沈め2点差まで詰め寄るも、あと一歩追いつけず。同地区上位の琉球を相手にホームで悔しい惜敗となった。
この試合では、ディアロが17得点7リバウンド2アシスト、ジェロード・ユトフが15得点4リバウンド4アシスト2スティール、青木が14得点2アシストを記録。試合後、ロイ・ラナヘッドコーチ(HC)と青木は記者の質問に応じた。
ロイ・ラナHCの琉球戦後のコメント
―3/22 琉球戦の総括
本当にもったいないところもあったと思っていまして、今、自分たちが勝ち方をしっかり学んでいかないといけない。しっかり最後まで戦ってくれたのはあったんですが、やはり大切な時間帯のエクスキューションレベルとかそういうところはもっと上げていかないといけないですし、こういうチャンスがある試合で自分たちから落としてしまうことは絶対にしたくないので、そこももう少しうまくやっていかないといけないと思います。
―青木龍史のプレーの評価
青木選手にとってはベストゲームだったと思います。こちらとしてもすごく嬉しかったです。彼はもっと成長できる選手だと思っていて、(今日の試合で)自信を持ってプレーできていたので、まだまだこれから成長していって欲しいなと思います。
―琉球のビッグラインナップへはどんな対策をしていたか?
自分たちが(琉球の)ビッグラインナップに対して準備してきたことはしっかりとできたと思っていて、(京都の)ガード陣が相手のビッグマンとマッチアップすると差が生まれるので、そこをうまく攻められたと思います。ですが、やはり琉球さんの方も後半そこの部分をちょっと変えてきてディフェンス面でもうまく対応してきたところがあったので、リバウンドでちょっと苦しんでしまった部分ありますし、まだ琉球さんと試合をやる機会があるのでそこに向けて準備したいと思っています。
青木龍史の琉球戦後のコメント
―3/22琉球戦の総括
単純に勝てなくて悔しい気持ちでいっぱいです。やっぱり40分間集中を切らさずにどんなに相手が点を取っても安定したプレーができるチームはやっぱり強いんだなと今日感じました。でも(琉球は)前回はボロ負けした相手だったので、今回はこういう展開まで持ってこられたというのは成長しているのかなっていうのはあります。ロイHCが言ったみたいにそれだけじゃ全然ダメなので、勝たないといけない。悔しい気持ちが一番です。
―今後チームにどう貢献していきたいか
一番は僕の役割を全力で全ポゼッションやることだと思っています。今日はいい部分もあったのですがオフェンスもディフェンスも徹底しきれていないところがあったので、また映像を見て、次に繋げていきたいなと思っています。
―チーム内での自身の役割は
オフェンスの面では点を取る。特に3ポイントから始まるということで、もしディフェンスが来たらドライブからのレイアップをやったり、キックアウトのパスでチームメイトにシュートを作ること。ディフェンスでは毎ポゼッション、ボールに激しく行って、ハイエナジー、そしていつもコミュニケーションを取りながら、僕が出たらディフェンスの質が上がるような選手になるというのが役割です。
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