
Bリーグ1部(B1)は13日と14日の両日、各地でレギュラーシーズンの第14節が行われ、東地区の宇都宮ブレックスはホームのブレックスアリーナ宇都宮で西地区の三遠ネオフェニックスと対戦した。
第1戦、宇都宮は序盤から三遠にリードを許したものの、後半に巻き返して95−90で勝利。連勝を6に伸ばした。
第2戦では、第1クォーター開始からアイザック・フォトゥが3ポゼッション連続で得点して流れをつかみ、25−21で第2Qに入る。しかし、第2Q後半に三遠に8−0のランを決められ逆転を許すと、44−49と5点ビハインドで折り返す。後半も三遠ペースで試合は進み、宇都宮は第4Q開始からギャビン・エドワーズと比江島慎、D.J・ニュービルが8−0のランをつくるなど差を詰めたものの、最終的には79−93で敗戦。連勝はストップした。
第2戦ではニュービルが3ポイントシュート5本を含む25得点7リバウンド7アシスト、エドワーズが20得点、フォトゥが16得点を記録した。試合後の記者会見ではジーコ・コロネルHCとニュービルが記者の質問に答えた。
ジーコ・コロネルHCの三遠戦後のコメント
ーー三遠戦・第2戦の総括
三遠は速いペースでボールを動かしていいバスケットができていたので、すごく自分たちも苦戦しましたし負けてしまったのですが、次の韓国(EASL)の準備をしていきたいと思います。
ーーリードされてから巻き返しをどのように考えていたか。また、(第2戦の)試合の中での修正点は何か
ずっと試合の中で点差を縮めようと、巻き返そうとはしていましたが、巻き返そうとしている中で遂行能力が低く巻き返すことができなかった。三遠さんのスタッツをみてもわかるのですが、昨日(第1戦)でも話したオフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりの平均得点)。今日(第2戦)は三遠さんが134でとても高く、これでは絶対に勝利することは不可能なので、その辺りを修正していかなくてはいけないなと思います。

ーーメンバーが変わっていないこともあるが、今シーズンここまで好成績を残せている要因は?
昨シーズンレギュラーシーズン1位で、チャンピオンシップも優勝して、(自分たちは)成功していた。成績が悪かったチームは(メンバーを)大きく変更するし、成績のいいチームは変更が少ないので変える必要はなかった。しかし、一つあるとすれば若い選手がどんどん成長していってくれて、その中でも復帰してきた小川敦也選手が活躍している。そこは勝っている要因かなと思います。
ーーEASLにも出場していて過密スケジュールだが、今後試合をしていく中での課題は何か
しっかり練習できる時間がない。理想としては、コーチとしてチームとして遂行しないといけない部分、修正しないといけない部分をコートでしっかり練習して試合に入りたいが、今はその時間がないのが現状です。なので、ビデオを見て理解するところやウォークスルーで全部吸収して理解して学習することなどを集中して、意識してやっていかなくてはいけないと思います。あとは体のケアをしっかりして、怪我のないようにしていかないといけないと思います。
ーー第1戦後のコート上のコメントでチャールズ・ディキンズ氏の言葉を引用していたようだが、コーチングなどに生かすためにどのような本を読んでいるか
人生はバスケットボールだけではないので、常にいろいろな本を読んでいます。ただ面白いから読んでいる本もありますし、違うジャンルを読んでそれが面白いこともありますし、いろいろなものを読んでいます。バスケットのコーチが書いた本はあまりいい本がないのですが、自分のコーチングのためになっているなと思う本はアメリカンフットボールのコーチが書いた本がすごく良かったです。
D.J・ニュービルの三遠戦後のコメント
ーー三遠戦・第2戦の総括
すごくタフな試合でした。向こうもいいバスケットができていたので、三遠さんが勝利したのだと思います。
ーーシュートの確率がとても良かったが、手応えはどうだったか
普段通りアグレッシブにプレーして、練習していた通りにシュートを打ち続けていたので、特別気分がいいとかそういうのではなくいつも通りプレーしていました。

ーー常にいい状態でいるために心がけていることはあるか
基本的には健康的な食事管理をして、ストレッチや体のケアをしてしっかり休んで、オフシーズンですごくタフな練習をして体のケアもしかりしながらすれば、シーズン中も健康的に過ごせると思っているので、そこを意識してやっています。
ーーEASL、天皇杯と試合が続くが、今後の目標は
個人的には自分の一番いいところを出せるように、影響力のある選手になりたいのでチームメイトに影響を与えていきたいですし、ファンたちにも影響力を与えていきたいと思っています。






