
13日より都内でFIBAアジアカップ2025に向けたディベロップメントキャンプ(DC)を行っているバスケットボール男子日本代表。今回のDCでは19名が招集されており、佐土原遼(ファイティングイーグルス名古屋)や湧川颯斗(三遠ネオフェニックス)、今季の優秀新人賞に輝いた脇真大(琉球ゴールデンキングス)などBリーグ組、川島悠翔(シアトル大)やテーブス流河(ボストン・カレッジ)といった海外組、ほかにも渡邉怜音(東海大学)や瀬川琉久(千葉ジェッツ)など、若手も多く名を連ねている。
平均年齢21.7歳と若さが光る今メンバーの中で、ひときわ話題を呼んでいるのが16歳の白谷柱誠ジャック(福岡大附属大濠高校)だ。三重県津市出身の白谷は、現在高校一年生。194cmの長身と強靭なフィジカルを誇り、四日市メリノール学院中在学中に出場した全国中学校大会では三連覇、ジュニアウインターカップの準決勝では1試合の大会史上最多得点となる54得点を記録した経歴を持つ期待の新星だ。
15日の練習後に開催されたメディアデーでは、報道陣の前に登場した白谷。今回のDCについてや自身の成長について、日本代表でプレーすることの思いなどを語ってくれた。
白谷柱誠ジャックの公開練習後のコメント
ー今回の招集についての感想
びっくりしているというのが正直な感想です。急な発表というか、お知らせはあったんですが、それでも名簿とか見た時、メンバーとかの名前とか見るととてもびっくりするというか、すごい人たちしかいないので。そこに緊張もあったりしています。
ー(メディアデー時は)合宿2日目だが、参加してみての感触は
先輩方のプレーの質だったり、考え方だったりというのも全然違って、自分がどれだけ追いつけるかというのを試しているところです。自分からしたら結構ハードでプレーの強度にも全然追いつけていないので、残り2日、3日間の練習で追いつけたらなと思います。
ー代表として活躍できるイメージは
あんまりイメージは湧いていないんですけど、このキャンプで自分ができることを探したいし、ステップアップするためにいろいろなことを経験していきたいなと思っています。

ー目標にしている選手やこんな選手になりたいというイメージは
代表選手でいったら八村(塁)選手だったり、渡邊雄太選手みたいな、サイズもあって外も打てる万能型な選手を目指しています。この合宿でいったらジェイコブス選手だったり、川島悠翔さんだったり、山﨑一渉さんみたいな。その辺りの年が近い、自分が憧れていた選手もいるので、そういう選手からいろんなことを盗んでいきたいなと思います。
ーゆくゆくは2番ポジションくらいをとホーバスHCも言っていたが、自身としてはどう考えているか
2番ポジションは自分もトライしているんですが、まだシュート力だったりの判断というのがあまり良くないので、そこをこのキャンプやチームに戻ってからもどんどん練習していきたいなと思います。
ーお母さんには代表合宿に招集されたことを報告したか
お母さんはこのキャンプが一体どれだけすごいかまだ分かっていないので、それはゆくゆく帰省した時に話したいと思います。
ーメリノールの山崎修コーチには報告したか
はい。「恐れずにどんどん先輩たちのいいところを盗むように」って言われました。
ー今通用している部分や、ここをもっと見せていきたいという部分は
リバウンドに絡む力は負けていないと思うので、そこからプッシュしたり判断したりというところをもっと見せていきたいです。
ーアジアカップでの代表入りを目指したい気持ちはあるか
アジアカップも目指したいんですが、まずはこのディベロップメントキャンプで自分がどれだけ成長できるかというのを、U16の自分の代にどれだけ伝えられるかというのを自分の中でやっています。