Bリーグ1部(B1)は11月2日から4日にかけて各地で第6節が行われ、中地区・ファイティングイーグルス名古屋はアウェイのカメイアリーナ仙台で、東地区・仙台89ERSと対戦した。
第1戦は、序盤からリードチェンジを繰り返す拮抗した展開となったが、FE名古屋は怪我から復帰を果たしたアーロン・ヘンリーが14得点、ショーン・オマラが18得点を挙げ、78-62で勝利。翌第2戦では、今季千葉ジェッツから移籍した内尾聡理が第1クォーターに連続3ポイントシュートを決めるなど、前日の勢いそのままに前半を40-25で折り返す。第3Qはわずか7得点に抑えられるなど苦しい時間もあったが、しっかりと立て直し、72-54でアウェイ2連勝を果たした。今季初の2連勝としたFE名古屋は、通算4勝7敗で中地区7位としている。
第2戦では、ヘンリーが22得点4アシスト、オマラが17得点15リバウンドのダブルダブルを記録。前日の第1戦で400スティールを達成した並里成は11得点7アシスト1スティールを記録した。試合後の会見では川辺泰三HCが記者の質問に答えた。
川辺泰三HCの仙台戦後のコメント
-仙台戦の総括
(数試合)勝てていなかったので、2つ勝ててよかったと思います。そして、アーロン(ヘンリー)が復帰したということで、これもすごくチームにとってプラスだったし、(インジュアリーリストに登録になった)アイク(アイザック・バッツ)にも本当に感謝しています。当然今日(第2戦)も、良い時間帯・悪い時間帯があって、その悪い時間帯というところをチームとしてどうステップアップさせていくのかっていうのが、「日々成長」と謳っているので、次の練習でしっかりまた修正していきたいと思います。
とはいえ、最初言ってたように勝つというところ、最高の形は「勝って、反省できる」って事が一番の自分たちの今回のゴールだったので。2つとも勝って、振り返ることができるという意味で、(自分たちにとって)意味のある2勝だったのかなと思います。でも、すぐ試合も始まるので、チームとしてまた次を見て良い準備をしていきたいなと思います。
-今季加入した内尾聡理について
(ポイントガード・シューティングガードの)コンボなので、(厳密には)ポイントガードではないんですけども、相手のスコアラーに対して、しっかりうちのナンバー1ディフェンダーということで、大体ウィングの時はマッチアップさせています。最初の方は、各チームによってディフェンスのルールが違うので、そこのエラーがプレーの時とか、練習の時は多かったですが、どんどんうちのチームルールを理解してきて、遂行力も上がってきた中で、いまは一番点を取られたくない選手に対して当てている。
彼は今(プレータイムを)勝ち取ってきていると思いますし、その中でどう点を取っていくのかということが、逆に言うと彼の今の課題だと思うが、最近スポットでちゃんとスリー(ポイント)も決め出したし、行ける時はいくっていうところの判断も出来出してきたので。徐々にそこも、「日々成長」を彼自身も体現してくれていると思うから、期待している選手のひとりだと思います。
(こんの恵理)