Bリーグ2部・西地区のライジングゼファー福岡は24日、アウェイのホワイトリングで東地区の信州ブレイブウォリアーズと対戦し、77-92で敗れた。
210センチ138キロの体格を誇るジョシュア・スミスや得点力の高いジャスティン・バーレルを起点に攻撃を組み立てる福岡だったが、序盤から信州の速いテンポのオフェンスに苦戦。ここまで好調の中村大地も前半に3つのファールを犯すなど、なかなかリズムを掴めず33-54と21点ビハインドで前半を折り返す。
しかし、要所で西川貴之のスリーポイントシュートや、第4クォーターだけで10得点を記録した村上駿斗が攻守に渡り奮闘し、4Q中盤には12点差に詰め寄る。反撃の狼煙を上げるかと思われたが、不用意なターンオーバーなども目立ち、その後は点差を縮めることができず。前節のアルティーリ千葉戦に続き、3連敗となった。
福岡はスミスが21得点15リバウンドのダブルダブル、バーレルが14得点、パブロ・アギラールが13得点、西川と村上もそれぞれ12得点を記録した。試合後、浜口炎ヘッドコーチ(HC)が記者の質問に答えた。
浜口炎HCの信州戦後のコメント
ー信州戦の総括
第1クォーターの出だしで(ペリン)ビュフォード選手に彼らしい活躍をされてしまって、そこから点数が離れて後手後手になってしまったという印象です。
ースミスを起点に攻めていた。今回のゲームプランは?
基本的にはジョシュのところはどのチームも一対一で抑えるというのは厳しいと思っています。信州さんだったらベースラインからトラップに来るだろうなっていうイメージで臨みました。
ー中村のファールトラブルがあった中で、西川や村上が活躍した。どう評価するか
太地のところはオフェンスファールを前半で2つしてしまって、二つ目に関してはぺイントの中にしっかりアタックしてのオフェンスファールだったので、コールは仕方ないですが、僕的には非常に良かったです。
西川もなかなかシュートが来ない中、粘り強くプレーして、今日はワイドオープンもしっかり沈めたケースもありました。まだまだ彼も我慢しながらプレーしてると思うんですけど、シュートの本数も、もう少し彼に打たせたいなと思っています。
(村上)駿斗は特に後半ですけど、あれぐらい伸び伸びプレーすれば彼の良さが出るんじゃないかなと思っています。オフェンスでリズムが出ると彼を使う機会がすごく増えると思いますし、ディフェンス面で少し強化したいときには加藤寿一という選択肢になるので、引き続き今日みたいな活躍を駿斗がすればプレータイムも自然と増えるんじゃないかなと思います。
ーターンオーバーについて
だいぶターンオーバーも我慢できるところが増えてきたと思っているので、チームとしては10試合から15試合までは粘り強く戦っていこうという話は今日(23日)もロッカールームでしました。なかなか勝ちが先行しないので、みんなフラストレーション溜まっているんですけど。経験のある良いプレーヤー、ただ、良い選手がたくさん揃っても、なかなかそう簡単には勝てないですし、チームとして一つずつクリアしながらステップアップしていきたいなと思ってます。
(芋川 史貴)