Bリーグ1部・京都ハンナリーズは7日、ホームのかたおかアリーナ(京都市)で千葉ジェッツと対戦。ホーム連敗を避け新年初勝利を狙う京都と連勝して勢いに乗りたい千葉Jは終盤までもつれ込む展開となった。
京都は岡田侑大が前半だけで11得点4スティールを記録し、攻守でチームをけん引。前半を7点リードで終えると3Qに入っても堅い守備で相手を16得点におさえ、10点リードで第4Qを迎える。
第4Qに入ると千葉Jのシュートが決まりだし、流れは千葉Jのペースに。残り4分、ディー・ジェイ・ステフェンズが3ポイントを沈め同点、残り3分を切ったところで富樫が逆転となる3ポイントを沈める。岡田のダブルクラッチシュートなどで追いすがる京都だったが、残り37.2秒で金近に3ポイントを決められ差を4点に広げられると、その後追いつくことはできず連敗となった。
京都は岡田が21得点7アシスト5スティール、チャールズ・ジャクソンが10得点10リバウンドのダブルダブル、小西聖也が8得点7リバウンドを記録した。
試合後、京都のロイ・ラナヘッドコーチと小西が記者の質問に答えた。
ロイ・ラナHCの1/7千葉J戦後のコメント
-千葉J戦の総括
自分たちにとってタフな負けになってしまったと思っていて昨日のゲームと比べるとかなりベターになったところがあったからこそタフに感じますし、あとアンラッキーな部分があったと思っています。特に第4Qのエクスキューションのところはもっともっと良くしていかないと考えているのと、あとはショットクオリティのところをもっともっと今後ベターにしていかないといけないと思っています。
オフィシャルのところでバッドコールやなかなか難しい部分というのがあって、昨日のゲームでもチャールズ・ジャクソン選手が掴まれている中でなかなか(笛を)吹いてもらえなかったりだとか今日もリムにボールが当たっているところでショットクロックを鳴らされてしまったりそういう難しい部分があったんですけど、選手は本当にタフに戦ってバウンスバックしてハードに戦った部分に対しては誇りに思っています。
今週末、この2試合を考えると勝てなかった責任はこちら側にあると思っているので誰かに対して人のせいにしているわけでもないですしそこを言い訳にしているわけでもないのでフラストレーションがある中でも前に進んでいかなければならないと思っています。
-昨季の千葉J戦(※)のような展開だったが、富樫勇樹に対する小西のディフェンスの評価について
最終的に19点取っていて3ポイントを4本決められましたが、それでも6ターンオーバーさせているところもあるので非常に良かったと思っています。ショットクロックが終わるところでバンクショットを終盤2本やられてしまいましたけど向こうがラッキーだったなと思うところもあります。ただ非常にタフに戦って良かった部分も多かったです。
※2023年3月18日の試合で富樫が延長に持ち込む同点3ポイントを決めており、その際マッチアップしていたのが小西
小西聖也の1/7千葉J戦後のコメント
-千葉J戦の総括
100点取られる試合をしたら絶対勝てないという話もあって、今日(第2戦)入りのディフェンスのところで特に(岡田)侑大くんがガードにプレッシャーをかけてくれて、リズムに乗れました。昨日と違う試合になって今日は勝てた試合ではありましたが、最後相手がタフな3ポイントを2本決めて、そこの差も実力のうちで千葉さんの強さを感じました。
第4Qに富樫選手にミスマッチでスイッチしたところで3ポイントを決められて、チームとしてもっと考えた守り方をやってたつもりでしたが、結局やられてしまった。今日みたいな試合を絶対にスタンダードにして、千葉さんが決め切ったように自分たちが決め切れるようになって勝てるようになりたいです。
フリースローの時、観客の皆さんの声援で相手が何本もミスをしていて、ホームの力を感じましたし、だからこそ勝ちたかったです。とても悔しいですけど、またすぐ試合は来るので、修正するところを修正して次に臨みたいです。
-富樫とのマッチアップなど、自身のディフェンスの評価について
昨シーズンはぶっつけ本番という感じだったんですけど、富樫選手の得意なステップだったりコーチ陣にフィルムを見せてもらったりして取り組んでいました。最後4Qの大事な場面でアイソレーションになったときフラッシュバックしましたし、昨シーズンのことがあったからこそプレッシャーをかけてファンブルを誘えた部分があったのでそこは成長できている部分なのかなと思います。