【インタビュー】日本生まれ元グアム代表の22歳サイモン拓海、信州でのプロ1年目は「チームをベターに」
プロ1年目に挑む信州ブレイブウォリアーズのサイモン拓海©Basketball News 2for1
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 今シーズンからBリーグ1部・信州ブレイブウォリアーズに加入したサイモン拓海。2000年に兵庫県で生まれ、その後グアムに移住。 柔らかなタッチから放たれるシュートや軽々とダンクができる身体能力を武器に、 グアムでは代表としても活躍したシューティングガードだ。

 そんなサイモンがなぜプロとしてのキャリアを信州というチームでスタートさせようと思ったのだろうか。Bリーグ信州でのプレーを選んだ経緯や、今シーズンの目標などについて話を聞いた。

※インタビュー全編はYouTubeで配信中

バスケを始めたきっかけは「サッカーで腕を折ったから」

―まずは、サイモン拓海選手について教えてもらいたいのですが、生まれたのは日本ですよね?

 そうです。母親の出身が神戸で、2000年に兵庫県で生まれました。その後すぐにグアムに引っ越して、グアムには高校生までいました。大学はカリフォルニアのサンタクララ大学です。そして、この夏に卒業してすぐ、卒業式にもいかず日本に来ました。

―バスケットボールを始めたのはいつですか?

 5歳の時です。

―バスケットボールを始めたきっかけは

 初めはサッカーをやっていました。そしてサッカーをしているとき腕を折ってしまって、どういう考えだったかはもう忘れたんですけど、腕を折ってサッカーからバスケに行きました(笑)

強みであるシュートの部分でチームにマッチすると思った」

―勝久マイケルHCとの出会いを教えてください

 (勝久HCと初めて会った)日付まで覚えているんですけど、(今年の)6月10日に「Tokyo Samurai Showcase」あって、そこで3,4試合あって、僕も参加していました。その後すぐコーチマイケル(勝久HC)と一緒に晩御飯を食べて、そこでいろいろと話をしていたらオファーをもらいました。

 (自分と)コーチマイケルと似ているところは、やっぱりハーフでアメリカに住んでいて、日本にも住んでいたことがあって、(英語と日本語)両方を喋ることができて、それも僕が安心する理由でした。(日本語で)分からない言葉があれば、コーチマイケルと英語でも喋ることができるから。

―そこで勝久HCとどんな会話をしましたか?

 自分(のプレー)と信州のチームについてのイントロダクション(=紹介)がありました。信州が僕に興味があることは知らなかったので、「信州はどこから来た!?」って思いました。コーチマイケルは、僕がどんなプレースタイルにマッチするかっていうのを知っているので、それも良かったです。

―自分のプレースタイルのどんなところが信州にマッチすると思いますか?

僕の強いところはやっぱりシュートで、信州はいっぱい3ポイントシュートを打つから、そこが一番マッチすると思います。

5歳からの夢 プロの世界に興奮「ルーキーシーズン楽しみにしている」

―アメリカにいる頃に日本のBリーグのことについては知っていましたか?

 Bリーグのことは知っていましたが、去年まではあまり「Bリーグ行きたい」という思いはありませんでした。5歳でバスケを始めた時から、やっぱりいつも僕の夢は、「バスケのプロ選手になりたい」というものだったんですけど、去年までは「ちょっと難しいのかな」って考えていて。

 なので、大学を終えてDegree(=学位)を取得すれば、セーフティ(=保険)ができて、セカンドオプションができると考えました。父親も母親も「大学を卒業した後は何をしてもいい」って言ってくれていて。だから大学はBiomedical Engineering(医用生体工学部)を卒業して、「今はバスケをやりたい」って決めたので、プロ選手になって、ルーキーシーズンを本当に楽しみにしています。

―今シーズンについて個人的にはどんな目標がありますか

 僕はコーチマイケルのphilosophy(バスケ観)は正しいと思っているんですけど、それはチームファーストのメンタリティだから、僕の最初のミッションはゲーム中にシューティングを頑張ってチームをベターにして、プレーオフを目指すことです。

―サイモン選手のプレーを初めて見る人が多いと思うので、自分の武器や得意なプレーなどを紹介してください

 やっぱりシューティングとスリーポイントシューティングが強いところです。その他にはAthleticism(身体能力)があってダンクもできるんですけど、それはファンに見せたいですね。一番のミッションはチームをベターにすることなので、それもすごく頑張りたいと思います。

―最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします

ブースターやファンに会うことを楽しみにしています。ルーキーシーズン頑張ります。本当にありがとうございます。よろしくお願いします。

(※YouTubeで配信中のインタビューの一部を抜粋)

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