Bリーグ1部・三遠ネオフェニックスは5日、アウェーで滋賀レイクスと対戦。強度のあるディフェンスで互いに譲らず一進一退の展開となるも、第4クォーター終盤に滋賀のキーファー・ラベナ、デクアン・ジョーンズらに3ポイントシュートを立て続けに沈められ、84ー89で敗れた。
三遠は細川一輝がキャリアハイの29得点(3P 8/11本 成功率72.7%)を記録しチームをけん引。カイル・オクインが15得点10リバウンドを記録した。試合後、大野篤史ヘッドコーチ(HC)は記者の質問に応じた。
大野篤史HCの滋賀戦後のコメント
―滋賀戦の総括
ゲーム終盤、大きなターンオーバーをして3ポイントシュートを5発やられた、そういうところが自分たちが負けた最大の要因だと思います。しかし、それよりもメンタリティが弱すぎる。良いときはどんな選手でも良いプレーを出来ますけど、悪いときに自分がチームのために何ができるかを考えられない選手が本当に多すぎるなと。それではなかなかゲーム勝つことは難しいなと思っています。
―選手が強いメンタリティを保つために必要なこと
(メンタリティを強く保つことは)僕にとって当たり前のことというか、自分が良いときっていうのは何してもうまくいくんです。自分が悪いときに誰かが助けてくれるかというとそうではなくて、自分に向けベクトルをしっかり向けてこの状況をどうやって打破していくのか、そういうことを考えなければ状況は変わっていかないです。それが、今うちにいる選手たちのプレーしてる姿やボディランゲージを見ていると、悪くなった原因が自分に向いていない、ベクトルが他のところに向いています。レフリーだったり、他のプレーヤーだったり、環境だったり、状況だったり、それではやっぱり自分たちが苦しい状況というのはなかなか打破することはできないので自分がこの苦しい状況を打破するために自分がチームのために何ができるのか、そういうことにしっかり考えて行動していくことが、やっぱりプレイヤーが変わっていく一つの要因かなと思います。
―キャリアハイ29得点を記録した細川一輝について
うち(三遠)に来て一番良くなったプレイヤーかなと思っています。元々シュートがすごい上手だった選手ですが、シュートが打てない状況だったり、ディフェンスのところであまり上手じゃなかった面もありました。日々努力して成長してますし、今回ナショナルチームの候補にも選ばれたので、またそこで彼がステップアップできるチャンスがあると思うのでぜひ頑張って欲しいと思っています。