新潟アルビレックスBB、敵地で信州から貴重な勝利 後半戦巻き返しのきっかけとなるか
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 Bリーグ1部(B1)の新潟アルビレックスBBは1月6日、7日の両日、敵地で信州ブレイブウォリアーズと対戦し、第1戦は62-73で敗れたが翌日の第2戦では80-74で勝利。12月17日から続いていたリーグ戦での連敗を8で止めた。

 新潟のエネルギーが信州を上回った。第2戦、試合開始直後からオールコートでゾーンプレスを仕掛けて信州に攻撃のリズムを掴ませない。第1クォーター(Q)で21-13と8点リードで終えると、その後も新潟が終始試合の主導権を握る展開となった。信州も反撃を試みるも、今シーズン1試合平均31.1%の成功率を記録している3ポイントシュートがこの試合では39本中7本のみの成功(17.9%)とタッチに苦しみ、点差を縮めることが出来ない。新潟はコフィ・コーバーンやケヴェ・アルマ、スティーブン・グリーンを中心にペイント内で46得点を奪い、敵地で貴重な勝利を手にした。

©Basketball News 2for1

スタメン復帰したコフィ・コーバーンが22得点16リバウンドと躍動

 チーム最多22得点16リバウンドの大活躍で勝利に貢献したコフィ・コーバーン。ジャマイカ出身の23歳で、Bリーグ身長はリーグ1位タイの213センチ、体重は132キロと、屈強なビッグマンが揃うBリーグの中でもその恵まれた体格は一際目立つ。全米体育協会(NCAA)1部のイリノイ大でプレーし、昨シーズンは20.9得点、10.6リバウンド、1.0ブロックを記録。AP通信が選ぶオールアメリカンファーストチームにも選出されている。

 10月21日に新潟との契約が発表され、11月19日に行われた群馬クレインサンダーズとの第1戦からロスターに加わると、第7節からはスターティングメンバーに定着。ここまで19試合に出場し(うち16試合で先発)、平均19.7得点、13.0リバウンド、フィールドゴール(FG)成功率53.4%とチームの大黒柱として素晴らしい活躍を披露している。

 第1戦では、試合前一週間のコンディション不良でチーム練習に参加できていなかったことからベンチからの出場となり、10得点7リバウンドと影を潜めたが、翌第2戦では先発に復帰。FG14本中9本成功(64.3%)で22得点16リバウンドと圧巻のパフォーマンスを披露した。試合後には「自分ができるベストを毎試合尽くしていると思う」と自身のプレーについての手ごたえを口にした。

試合後、インタビューに答えるコフィ・コーバーン©Basketball News 2for1

3週間ぶりの白星 コナー・ヘンリーHC「すごく良い気持ち」

 12月14日のサンロッカーズ渋谷戦を最後に、白星から遠のいていた新潟。連敗を止めたことについてコナー・ヘンリーヘッドコーチ(HC)は「長らく勝利できていなかったので勝利の気持ちを忘れていたが、厳しい中でもあきらめずに全員で練習して一生懸命助け合いながらやった結果が今日出てくれたと思う。すごく良い気持ちです」と勝利を噛み締めた。

 コーバーンのコンディションに対しては「昨日(第1戦)よりも良くなっていることは事実。ただ練習をしていない中、ゲームスピードでゲームに向けてコンディションを上げていくのはとても難しいことだが、コフィ選手に関しては試合を重ねるごとにコンディションが良くなっていく選手。今日(第2戦)のように長いプレータイムをプレーして欲しい」と今後の試合に向けて期待感を口にする。

新潟アルビレックスBBのコナー・ヘンリーHC ©Basketball News 2for1

ここまで4勝24敗も前向く「チームは良くなっている」

 現状、滋賀レイクスと並びリーグワーストの4勝24敗と苦しい戦いが続いている新潟。昨季から選手やスタッフの大半を入れ替えるなどチームの立て直しを図る中、契約締結した選手との連絡が取れなくなるアクシデントや指揮官の交代、主力のロスコ・アレンが負傷するなどトラブルが続出し、タフな前半戦となった。しかし、コーバーンや短期契約でB3の湘南ユナイテッドBCから移籍してきたスティーブン・グリーンの補強がチームの状況を少しずつ変えている。

 チームの状況についてコーバーンは「ここまでの試合を振り返り、負けた試合が多くなっているのは間違いないが、チームとしも個人としても一生懸命プレーするという部分では全員でしっかり遂行できているのではないかと思うチームはだんだんと良くなっていると感じる」と前を向く。日本人選手でも杉本天昇や木村圭吾、モサクオルワダミロラ雄太ジョセフら若く有望な選手を多く抱えるだけに、1つきっかけがあればチームが好転していく可能性は大いにある。

 中地区8位という順位にいる新潟だが、若いチームは下を向いていない。中地区3位と調子を上げている同地区の信州を破り手に入れた貴重な一勝。2023年初の白星をきっかけに、コナー・ヘンリーHCの新体制のもと、まずはリーグ後半戦の巻き返しに期待したい。

(芋川 史貴)

新潟アルビレックスBBコナー・ヘンリーHCの記者会見動画はこちら

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