宇都宮ブレックス、ニュービルが怪物級の活躍も千葉Jに惜敗 比江島慎は渡邊雄太から刺激「やり返す気持ちで」
千葉ジェッツ・渡邊雄太(右)とマッチアップする宇都宮ブレックスの比江島慎©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・宇都宮ブレックスは5日、アウェイのLaLa arena TOKYO-BAYで千葉ジェッツと対戦。同地区のライバルとの対決は延長戦の末、84-91で敗戦となった。

 宇都宮は第1クォーター開始からつまずき、7-26と19点のリードを許したものの、2Q以降は徐々に流れを取り戻す。第3Q終了時には3点差に詰めると、4Qには一時逆転。その後は一進一退の展開が続き、残り3秒でD.J・ニュービルの3Pシュートが決まり、延長へ持ち込んだものの、ニュービルのファールアウトが響き、84-91で惜敗となった。

 宇都宮はニュービルが35得点9リバウンド8アシストとトリプルダブルに迫るスタッツを記録。そのほか、鵤誠司が12得点3アシスト、アイザック・フォトゥが11得点7リバウンドの活躍を見せたものの、第1Qに出遅れが響き、CSのリベンジとはならなかった。

 試合後、ケビン・ブラスウェルHC比江島慎、ニュービルの3名が記者の質問に答えた。

35得点9リバウンド8アシストを記録したD.J・ニュービル©Basketball News 2for1

ケビン・ブラスウェルHCの千葉J戦後のコメント

-千葉J戦の総括

 第1Qで自分たちが不利な状況を作ってしまい、26-7というスコアで始まってしまったので自分たちで試合を難しくしてしまったと思う。そうなってしまった部分で理解できる部分もあるが、自分たちが犯したミスを千葉さんが突いて、しっかりリードを作った印象です。ただ、第2Q以降はクォーターごとで見ると自分たちの方が上回っているので、早い段階で自分たちのミスを修正しないといけなかったが、千葉さんがホーム開幕を守るということをしっかりやったと思う。

記者の質問に答えるケビン・ブラスウェルHC©Basketball News 2for1

-千葉Jのディフェンスについて

 原選手については、自分の意見としてガードのディフェンダーとしてトップに値する選手だと思っています。原選手はニュービル選手をマークしている時間帯が長かったが、ニュービル選手も自分がオープンになるために普段よりハードに動いてボールを受けたりしないといけない状況になっていた。比江島選手は渡邊選手がマークがついている状況で、ホグ選手とスイッチができる状況で、苦しめられたこともあったと思うが、対応の仕方はしっかり明日(第2戦)対策をしていきたい。

 まだシーズンが始まったばかりで自分たちのことを準備してきたが、開幕が始まって試合になると相手に対しての対応しなければいけないことも見えてくるので、対応をしていきたい。比江島選手は明日はより良いパフォーマンスをしてくれると思っているので、比江島選手のパフォーマンスについては何もしていない。

比江島慎の千葉J戦後のコメント

-千葉J戦の総括

 前半に関しては、去年から合わせても最低な試合になってしまった。CSで負けた反省点も全然出すことができなかった。後半に関しては修正をして自分たちがやりたいバスケットをできたと思うが、それでも小さいルーズボールであったり、リバウンドで負けてしまったので、明日はしっかりと反省をしてやっていければと思う。

記者の質問に答える比江島©Basketball News 2for1

-渡邊雄太との対戦について

 彼と公式戦で対戦できるということは楽しみにしていた部分はあったが、なかなか自分の持ち味を出すことができなかった。ただ彼は持ち味を発揮してチームに貢献していたので、明日は自分もやり返すという気持ちで切り替えてやっていきたいと思う。

D.J・ニュービルの千葉J戦後のコメント

-千葉J戦の総括

 比江島選手が言った通り、1Qの10分間のパフォーマンスが自分たちを苦しめてしまった。オープンのシュートを外したり、リバウンドを自分たちのものにできなかった。後半はチームとしてまとまってリードする展開まで持っていくことができたので、今日の前半の反省をして、明日は良いパフォーマンスに繋げたいと思う。

記者の質問に答えるニュービル©Basketball News 2for1

-千葉Jのディフェンスについて

 どんなチームも比江島選手と自分にベストディフェンダーを当ててくると思うので、それに対して自分たちがどう言ったプレーをして、遂行をしていくのかというのは自分たちの責任なので、対戦相手のチームやどの選手がマッチアップをしてくるかは特に気にしていなくて、どのようなチームや対戦相手に対しても自分たちがやらなければいけないことを遂行していきたい。

-前半苦しんだ中でどのように打開をしようとしたか

 1ポゼションずつ返していくしかなかったので、チームメイトをしっかりと信じてチームとしてしっかりと戦っていくことと、練習でやってきたことを出すことを意識した。前半リードされてしまったのは、自分たちのせいだと思っているのでそこから立ち直って、自分たちが練習でやってきたことにフォーカスして遂行していくこと意識していた。

(田中 隼翔)

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