
Bリーグ1部(B1)は11月8日から10日にかけて各地でレギュラーシーズン第9節が行われ、西地区の広島ドラゴンフライズはホームの広島グリーンアリーナで東地区の宇都宮ブレックスと対戦した。
第1戦、広島は宇都宮の粘り強いディフェンスに苦戦。ペイントエリア内での失点を重ね、70-84で敗れた。翌日の第2戦、広島は序盤から粘り強いディフェンスから相手のターンオーバーを誘発し、トランジションで得点を重ねて第1クォーターを29-26とリードで終える。その後は一進一退の展開となったものの、第3Qにはクリストファー・スミスの連続2得点や晴山ケビンの3ポイントシュートでリードを奪い、69-64と5点リードで最終クォーターへ。第4Qでも広島の勢いは止まらず、コフィ・コーバーンやドウェイン・エバンスの得点でリードを広げ、最終的には103-76で勝利した。
広島は第2戦でスミスが今シーズン最多となる35得点4リバウンド2アシストを記録。エバンスが19得点12リバウンド5アシスト、コーバーンが19得点10リバウンド2アシストとダブルダブルを達成し、チームをけん引した。
宇都宮戦を終えた広島は、12日にホームで同地区のシーホース三河と対戦する。第2戦後の記者会見では、朝山正悟HCとスミス、晴山ケビンが記者の質問に答えた。
朝山正悟HCの宇都宮戦後のコメント
――宇都宮戦の総括
今日(第2戦)は言うことないというか、本当に良いオフェンスもして、良いディフェンスもして、両方ともいい繋がりができたんじゃないかなと思います。昨日(第1戦)から何かを変えたということはなくて、最後にクリスも言ってましたけど、自分たちが自分たちで難しくしてしまっている部分がどうしてもある。強いところをこじ開けていこうとか、苦しいタイミングでオフェンスにどうしても力が入ってしまったりとか、今日も一瞬ちょっと危ないシーンがありましたけど、レフェリーと戦ってしまったりとか。でも、自分たちがやるべきことを40分間続ける。そうしなければいけないというところでは、非常に本当に良い形ができたのかなと思います。
戦略も特に何かを変えたわけではないのですが、個々のインテンシティーですね。ここが本当に上がった。特に今日はスタッツではなかなか出なかったですけど、三谷桂司朗がディフェンスでニュービル選手に対してああいう形で戦ってくれた。それがまたみんなに伝染して、そういったものが、一人の頑張りが結局みんなに繋がらないとなかなかできない。この辺りについては、自分たちはこの勝ちから学んでいかなければいけない。本当に良いゲームだったなと思います。

――先発をエバンスからスミスに変え、D.J・ニュービルへのマッチアップを三谷に変えた意図は
高い位置からプレッシャーかけていきたいという部分を昨日、ドウェインもニュービル選手に対してしっかりやろうとしてた部分は当然あったが、どうしてもハーフコートに入ってからになってしまった。その前からもっとやらなければいけないことも、今日もそのシチュエーションがたくさんあったんですけど、その中でも(ニュービルに)クリスが付いてたり、ドウェインが付いてたりっていう状況の中でも、せめてそのハーフコートのところでは、やっぱり捕まえなきゃいけない。こういった部分を考えたのと、後はオフェンスのところも色々あるのですが。(話すのは)この辺とさせてください。
――リバウンドも含め、球際でのエナジーを選手全員発揮したことについて
先程お話したインテンシティーというか、そういった部分になるのかなと思う。良い流れができてたからああいうことが出るんじゃなくて、自分たちとしては常に泥臭いところをひたむきにやっていかなければいけない。
今日で言えば、日本人の選手たちがこれだけリバウンドを取っている。どこかで、誰かに任せてしまうような感じがあったりとか、それが昨日も話したように、当たり前のように「リバウンドは取れるんじゃないか」。「誰かが取ってくれるんじゃないか」。そういったものが出てしまうと、自分たちとしては難しくなってしまう。それはどのチームも一緒だと思いますし、やっぱりそこはなくしていきたい。今は簡単に勝てるチームは一つもないと思います。だからそこを自分達はもっともっとやっていかなければいけない。そういう部分になるんじゃないかなと思います。
クリストファー・スミスの宇都宮戦後のコメント
――宇都宮戦の総括
良い試合ができたと思います。前半は少し安定しない所もありましたが、後半になってしっかり流れをつかんで勝利できたと思います。
――第2戦ではスターターとしての起用だったが、試合への入り方についてはどのように考えていたか
いつもとやることは変わらずに、積極的に、コートで出せることを全力でやることを心がけていました。

――シーズンハイとなる35得点を記録したが、シュートタッチの感触はどうだったか
タッチが良かったり、良くなかったりすることはありますが、今日は自分のタッチというより 、コーチだったりチームメイトが良いところでボールを渡してくれたことでリズムが出て、試合が進むにつれてタッチが良くなっていったと思います。
晴山ケビンの宇都宮戦後のコメント
――宇都宮戦の総括
結果から言いますと、昨日の14点差以上の点差で勝つことができて、もし並んだ場合でも、得失点差の状況になったとしても、(対宇都宮では)リードができるという結果で終われたのはすごく良かったかなと思います。プラス、僕たちの強みであるリバウンドのところでも圧倒的な数値を叩き出すことができたので、そこは本当に改めて自分たちの自信を取り戻すことができたので、良かったです。

――自身のフロアダイブもあり、球際で選手が気持ちを見せたプレーが多くあったが、どんな思いで試合に入ったか
今節に関しては、チームディフェンスのローテーションを意識して入っていった。それまでの試合は自分たちのマークマンに点を取られなければいいやとか、とりあえず自分のマークマンにスリーを打たれなければいいというか、個々のディフェンスが多かったんですけど、その中で抜かれても、次ヘルプがいるから、ここは思い切ってビッグマンはショーディフェンスに出られる。そういったところの体現は、昨日は負けてしまったんですけど、今節はローテーション自体は悪くなかったと個人では思う。そういった中でチームが頑張っているから、他のチームメイトが頑張るっていうところが、そのダイブにつながったんじゃないかなと思います。
――チームメイトやベンチで言葉をかけるときに意識していることは
試合は最初の笛が鳴ってからは基本的にずっと止まることがないので、ミスにとらわれず、顔を上げて次のプレー、次のプレーで。ミスに関しては、試合が終わってからみんなで反省すればいいということを声掛ける。ミスをしても「大丈夫、大丈夫。次々、顔を上げて、次来たらこういったプレーしてよ」(という声掛けをしている)。今はこのプレーが良いから、佐藤涼成選手だったり、伊藤達哉選手だったり、ポイントガードにはそういったプレーを多く使っていこうという、そういった声掛けは意識しています。
(中国史局)






