Bリーグ1部(B1)は20日、チャンピオンシップ(CS)セミファイナル(SF)が行われ、ワイルドカード上位(全体7位)の広島ドラゴンフライズ(西地区3位)はアウェイのドルフィンズアリーナで全体3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区1位)と対戦した。
第1戦は名古屋Dに勝利したものの、続く第2戦は敗戦。ファイナル進出をかけて挑んだ第3戦、第1クォーターは山崎稜やドウェイン・エバンス、ニック・メイヨらがリズムよく得点を重ね、23-13と今シリーズ初めてリードで1Qを終える。第2Qは名古屋Dが追い上げを見せるも、38-35と3点リードで折り返した。
後半、両者譲らない展開が続き、第3Qには名古屋Dの中東泰斗の3Pシュートで57-60と逆転を許す形に。それでも第4Q、残り2分1秒からドウェイン・エバンスの3Pシュート、山崎稜のジャンプシュートと連続得点で名古屋Dを引き離し、79-73で勝利。シリーズを2勝1敗で終え、チーム史上初のファイナル進出を決めた。
広島はドウェイン・エバンスが28得点7リバウンド6アシスト、ニック・メイヨ19得点、山崎稜が19得点を記録。試合後、カイル・ミリングHC、山崎稜、ドウェイン・エバンスが記者の質問に答えた。
カイル・ミリングHCの名古屋D戦後のコメント
ー名古屋D戦の総括
言葉が見つからない。選手たちも、試合を通して素晴らしい努力をしてくれたと思いますし、選手たちがこの数試合、毎試合毎試合わたし達を驚かせるようなビッグプレーをしてくれました。お互いを信じあって、信頼関係築きあって、本当に良いチームになったと思います。
ここに立っていること、名古屋D相手にSFを戦うこと自体予想していませんでした。CSの舞台に立てるということにも驚いていたし、ファイナルに行くというのは夢のような話だったが、実際にこうやって現実になっています。まだ信じられない気持ちでいっぱいです。こういった難しい目標を叶えることはとても難しいことだと思いますが、現実として僕らが叶えたので、本当に素晴らしい信じられない気持ちです。
山崎稜の名古屋D戦後のコメント
ー名古屋D戦の総括
第3戦ということで、お互いを最後は気持ちと気持ちの勝負だと思っていましたし、どちらが勝ちたいか、どちらがどれぐらい貪欲に勝ちを欲してるかの勝負だと思っていた。そこは名古屋さんもそうだと思いますし、僕らも全員が本当に気持ちを持って臨んだ試合だったので、お互い良いディフェンスと良いオフェンスとという場面がありながら、本当に終始拮抗した試合だったと思います。その中でも、最後僕らが気持ちを出し切って感じた勝利だったのかなと思います。
ーCSでの自身のパフォーマンスについて
僕自身はCSが始まる前に、こういうチャンスはなかなか多くないですし、楽しみながらも自分がチームにもたらせることを精一杯(やると決めていた)。ディフェンスもオフェンスもそうですけど、なおかつ自信を持って臨むと(決めていた)。それが本当にCSに入って、いい結果になってるのかなというところ。
ドウェイン・エバンスの名古屋D戦後のコメント
ー名古屋D戦後の総括
最高の勝利だったと思います。しっかりと僕らがやるべきことをしっかり40分間遂行できましたし、いい試合だったなと思います。幸せです。来週が待ち遠しいです。