琉球ゴールデンキングス、堅守発揮で名古屋Dとの「矛盾対決」2勝目!
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 Bリーグ1部(B1)は11月30日に各地で第8節が行われ、ドルフィンズアリーナ(愛知県名古屋市)では名古屋ダイヤモンドドルフィンズと琉球ゴールデンキングスが対戦した。

 昨シーズンから西地区でしのぎを削り合った両チーム。今シーズンも第2節の対戦では第1戦を名古屋Dが勝利、第2戦を琉球が勝利するなど、1勝1敗の五分で迎えた対戦だった。第8節までの両チームの成績も共に10勝3敗。アリーナに駆けつけた3000人を超える観客は、西地区首位争いの行方を占うこの一戦を見守った。

第4Q 名古屋Dの猛追かわした

 前半、第1クォーター(Q)こそ互角の戦いとなるも、第2Qからは琉球が強度の高いディフェンスが名古屋のオフェンスを抑え、徐々にリードを広げていく。残り4分から今村佳太が8得点を決めるなど、琉球が13-2のランで抜け出し、前半を26−40と14点リードで折り返す。

 続く後半、引き続き琉球が主導権を握る展開となり、第3Qではこの日最大の19点差をつける。しかし、ホームで負けられない名古屋Dは徐々に自分達のペースを取り戻し、第4Q残り1分53秒にはコティ・クラークのフリースローで66-67の1点差に迫る。あと1歩と迫った名古屋Dだったが、決定的なショットを決めきれず、琉球が66―70と4点差で逃げ切った。この試合の結果を受けて、西地区は琉球が11勝3敗で広島ドラゴンフライズ、島根スサノオマジックと並び、ゲーム差なしの3位、名古屋Dは10勝4敗の4位となった。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ・齋藤拓実©Basketball News 2for1

今村佳太チーム最多20得点「いい形になった」

 第7節の島根戦では1勝1敗の‘‘痛み分け’’となった琉球。

 今回の勝利のキーマンとなった今村は、島根戦の反省が生きたゲームになったと話す。

 「前節、不甲斐ないプレーをしてしまったので、チームとしてもヘッズダウンしてしまう週末となった。(名古屋D戦では)僕自身がチームを鼓舞すると決めていたので、それがいい形になったかなと思う」

 今村の熱いパッションは数字にも表れ、ゲームハイの20得点を記録。4本の3ポイントシュートを沈めるなど、要所でチームのオフェンスをけん引した。持ち味である3Pについては「確率は上がってきていないが、狙えるタイミングで狙っていかないと相手も興味を持ってくれない。そこは続けていく」と語り、打ち続けることの重要性を説いた。

チームハイ20得点を記録した琉球・今村佳太(右)©Basketball News 2for1

桶谷HC「計算できる選手」小野寺をスタメン起用

 この日、第3Qの途中まで主導権を握り続けた琉球。しかし,その後は名古屋Dのファストブレイクや,齋藤拓実の3Pに流れを持っていかれてしまう場面があった。

 琉球の桶谷大ヘッドコーチ(HC)は「3Q途中から名古屋Dの圧力に崩れてしまい,自分たちの中で混乱を招いてしまった。こちら側(コーチ陣)の指導力不足なのでここに力を入れていきたい。とはいえ、名古屋Dに対してしっかり勝てたことは評価できる。失点を66に抑えたのは上出来」と勝利を振り返った。

 ここ数試合、怪我から復帰した田代直希に代わってスターティング5には小野寺祥太が起用されている。桶谷HCと小野寺は小野寺の高校卒業後に練習生として入団した岩手ビッグブルズ時代から数えると10年目の仲。小野寺のスタメン起用に関して桶谷HCは「小野寺は堅実にプラン通りやってくれる。計算できる選手として(スタメンに)入れている」と信頼を寄せた。

スタメン起用に応えた小野寺祥太(奥)©Basketball News 2for1

“課題”セカンドユニットの活躍も「悪くなかった」

 桶谷HCが今シーズンのテーマとして掲げる‘‘ポジションレス’’。追い求める理想形は、ポイントガードがいなくても全員が司令塔として動き、相手チームがスカウティング出来ないようなものだという。その完成度については「まだまだ低い」とし、「(ポジションレスバスケは)このチームでやり続けなければいけないと思う。チャンピオンシップのファイナルに行って優勝した時に『よくやった』と言ってあげられるように。そこで完成したと言いたい」とチームの伸びしろを見据える。

 島根戦の第2戦後に課題として挙げていた「セカンドユニット」の貢献については「悪くなかったと思う」と評価。「松脇(圭志)も悪くなかったし、田代なんかも得点は取っていないが良かったんじゃないかと思う。コー(フリッピン)が出ている時間帯はディフェンスのインテンシティがすごく上がっていて、よかったんじゃないかなと思います」とそれぞれ名前を挙げて称賛した。

 名古屋Dのホームで行われた矛と盾のぶつかり合いとも言える三度目の戦いは琉球に軍配があがった。ここまでは2勝1敗と琉球がリードするこの対決だが、得失点差では名古屋Dが+9リードするなど両者譲らない熱い戦いとなっている。次回、両者の「第4ラウンド」はシーズン終盤に差し掛かった3月15日、沖縄アリーナにて開催される。レギュラーシーズン最後の顔合わせはどんな展開になるのか。「矛盾対決」の行方に注目だ。

(田名さくら)

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