【Wリーグ】プレミア4位ENEOSサンフラワーズが3連敗 チームけん引の宮崎早織は「背中で若い子たちに見せたい」
ENEOSサンフラワーズの宮崎早織©Basketball News 2for1
2for1が提携している外部メディアのバスケットボール関連ニュースをピックアップし、お届けします。

 Wリーグは22日から24日にかけて各地でレギュラーシーズン(RS)の第12週が行われ、プレミア4位のENEOSサンフラワーズはアウェイの刈谷市体育館で同5位のトヨタ紡織サンシャインラビッツと対戦した。

 第1戦、前半を7点リードで折り返したENEOSは後半、要所でターンオーバーを犯し、トヨタ紡織に得点を許してしまう。点の取り合いとなった第4Qは残り30秒2点ビハインドの場面で得点を決めきれず、63-69で逆転負けを喫した。

 翌第2戦は序盤からトヨタ紡織に主導権を握られ、第1Qで19-29と10点のビハインドを背負う。後半に入り、梅沢カディシャ樹奈のインサイドや宮崎早織のドライブ、オコエ桃仁花のペイントアタックなどで得点を重ね、逆転したものの、トヨタ紡織の粘りのディフェンスやリバウンドの前に一歩及ばず。75-83で敗れ、2連敗で第12週を終えた。

 第2戦では、ENEOSは宮崎が22得点、梅沢が13得点、オコエが11得点を記録。宮崎は個人通算2,000得点、RS300試合出場を達成した。3連敗となったENEOSは、現在13勝11敗でプレーオフ進出圏内のプレミア4位につけている。プレミアはRS4試合を消化した後、3月末から上位4チームによるプレーオフが行われる。

 第2戦終了後、ENEOSの宮崎早織に話を聞いた。

宮崎早織のトヨタ紡織戦後のコメント

-悔しい連敗となったが、第1戦終盤の悪い流れを引きずってしまったのか?

 ちょっと受け身になってしまった部分はあるかと思うんですけど、でも、その後10何点か開いたところから逆転もしましたし、良いところもたくさんあったと思います。すごくタフな試合だったんですけど、若い子たちも多いですし、悪いところはしっかり修正しながら、良いところはもっともっと伝えていって、次の試合に臨みたいなと思います。

-今シーズンはチームが若返り、チームを引っ張る立場になっている。難しい面はあるか?

 難しい面は、思いを伝えたとしても、受け取ってくれるのは若い子たちなので、それをコントロールはできないですし、それをしっかり待つことは時間がかかることですし、(理解が)早い選手もいれば遅い選手もいるので、そういうところはまだまだ時間はかかると思います。

 でも、やっぱり若いからといって負けていい訳ではないので、そこは若い子たちもしっかりわかってくれていますし、負けたときに悔しいと思っている気持ちもしっかり伝わっているので、そういうところをしっかりサポートしていくというのが、大変というわけではないですけど、やりがいを感じています。

-レギュラーシーズンは残り4試合、プレーオフまで残り1ヶ月となった。どう戦っていくか

 今すごい負けが続いていますけど、良いときもあれば悪いときもあり、それをどうやってチームで乗り越えていくかっていうのが(大切)。まだまだタフな試合が続くので、踏ん張っていきたいなと思います。個人としては今日(第2戦)みたいにアタックし続けて、チームが勝てるように、背中で若い子たちに見せたいと思いますし、競ったときにしっかり勝ちきれる選手でいたいと思います。

チームメイトに指示を出す宮崎©Basketball News 2for1

(高久理絵)

Twitterで最新情報をゲット!

おすすめの記事