Bリーグ・1部(B1)は7日と8日の両日、各地でレギュラーシーズンの第10節が行われ、中地区2位の三遠ネオフェニックスはホームの豊橋市体育館にて東地区首位の千葉ジェッツと対戦。第1戦を87-79、第2戦を99-84と勝利し、連勝を3に伸ばした。
第2戦、三遠は第1クォーターからヤンテ・メイテンや佐々木隆成、デイビッド・ダジンスキーらが得点を重ね、33−15とリード。その勢いのまま千葉Jを引き離し、61-38と23点リードで前半を折り返す。後半、千葉Jは渡邊雄太を中心に追い上げを見せ、第4Qには渡邊の3ポイントシュートで9点差まで縮める。それでも三遠は吉井裕鷹や佐々木が要所で得点を重ね、逆転を許さず。最後は99−84と危なげなく勝利をつかんだ。
三遠は第2戦でダジンスキーが3P3本を含む19得点、メイテンが16得点10リバウンドのダブルダブルを記録。そのほか、佐々木が14得点、吉井が13得点、デイビッド・ヌワバが10得点を記録するなど、バランスの良い攻撃が光った。
試合終了後の会見では、三遠の大野篤史HC、ダジンスキー、佐々木が記者の質問に答えた。
大野篤史HCの千葉J戦後のコメント
ー東地区首位の千葉Jに連勝したが、自信に繋がるか
どこが相手だろうとホームゲームなので勝ちたいと思っていますし、その中で昨日(第1戦)相手がどうのこうのというよりも、自分たちが準備してきたものを、表現できなかったっていうところ。リーグを通じて成長していきたい。成長するために、この60試合を大事に戦っていきたいと思っているので、その中では、昨日(第1戦)の反省をしっかり今日(第2戦)のゲームに生かせたというところは、彼ら(選手たち)の成長が見えたんじゃないかなと思う。
デイビット・ダジンスキーの千葉J戦後のコメント
ー千葉J戦の総括
試合を見ていただくと分かる通り1クォーターが一番出来のいいクォーターにはなったんですけど、やはり千葉Jさんもその後も必死に食らいついていく姿とか戦う姿勢はいいチームだなと感じています。諦めずにアタックしてきたりとか、すごく千葉Jさんのいいところだとは思うんですけど、やはり最後の大事な時間帯で私たちはしっかりプレーを決めることができた。(佐々木)隆成も大きいシュートを沈めましたし、そういうところが本当に勝利にも繋がったいい試合になったと思っています。
ー第2戦はプレーの強度が上がったように感じたが、どのように意識していたか
今日(第2戦)の試合はしっかりスリーを打っていこうというマインドで入りました。昨日(第1戦)は(3Pの)アテンプトが2ということで、しっかり打てていなかったことと、あとは千葉Jさんがしっかりディフェンスが中を固めてくるようなディフェンスで、うちにはヤンテ・メイテンがいるので、ヤンテにボールが入った時にしっかりと固めてくるだろうなということは予想できていた。そこ(メイテン)から出てきたボールをしっかり打つというところをやるという意識を持って挑みました。1本目が入ったらその後やはりどんなシューターでも気分は良くなりますし、どんどん打てるかなというふうに思うので、どんどん打っていった。もちろん何本か外したところはあるんですけど、打ち続けるというマインドのまま、しっかり打つことができて良かったと思います。
佐々木隆成の千葉J戦後のコメント
ー千葉J戦の総括
思っていた通り昨日とは全く違う試合になりましたし、その中で試合の中でアジャストして比較的進めることができた。そんなに良くはなかったですけど、昨日よりは良かったんじゃないかなと思います。
ー日本代表でともにプレーした富樫勇樹とマッチアップした感想は
学ぶものが多いし、同じポジションでやっているというところで、やっぱり(富樫)勇樹さんを超えていかないといけないなと思いましたし、これからもっともっと、自分が成長できるように日々を過ごしていきたいなと改めて感じさせてくれた試合だったなと思う。やっていて楽しかったですし、本当に特別な試合だったと思います。
ー代表活動の後で意識の変化や、チームに落とし込んでいる点は
特に、あんまりないですけど、ディフェンスの面で前から当たったり、体を使ってアグレッシブにするということを意識してやっている。あとは得意なプレーをずっと出すように試合に臨んでいるので、そこはこれからもずっとシーズン長いですけど、やっていきたいなと思っています。