大野篤史HC「チャンスは何回もない」直近10戦7勝の三遠ネオフェニックス、ディフェンスに手応えも若手のゲームクロージングに課題
三遠ネオフェニックスの根本大©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部(B1)は2月6日から8日にかけて各地でレギュラーシーズンの第22節が行われ、西地区8位の三遠ネオフェニックスはホームの浜松アリーナで東地区9位の横浜ビー・コルセアーズと対戦した。

 第1戦、試合開始早々に根本大が連続で3ポイントシュートを沈めると、ヤンテ・メイテンデイビッド・ヌワバも積極的にゴールにアタックして得点を重ねる。後半、一時4点差まで詰め寄られたものの、大浦颯太の3P、ヌワバのアタックで応戦し、根本がこの日6本目の3Pを沈めて一気に突き放し、88-74で勝利した。

 第2戦、試合序盤は両者ともに決定力に欠け、守り合いの展開となる。シーソーゲームとなる中、要所でディフェンスを仕掛けてターンオーバーを誘発するなど流れを引き寄せ、前半を37-32とリードして折り返す。後半に入ってもメイテン、ヌワバが積極的にアタックし、試合を通して34本のフリースローを獲得(うち29本成功)。試合終盤には横浜BCの安藤誓哉に3Pを許したもののリードを保ち、78-72で勝利。第22節を連勝で終え、通算成績を18勝19敗とした。

 第2戦では三遠はヌワバが22得点、メイテンが18得点、キャメロン・ジャクソンが13得点を記録。直近10試合で7勝3敗とチームは好調を維持している。試合後の記者会見では大野篤史HC、メイテン、ジャクソンが記者の質問に答えた。

大野篤史HCの横浜BC戦後のコメント

――ダミアン・イングリスのところで24失点となったが、対策はどうしていたか

そんなに気にならなかったです。彼が孤立してくれた方が僕たちには良かったかなと思います。もちろん彼は素晴らしい選手なので自分たちのディフェンスを上回られたところも一つありますが、(イングリスの打ったシュートが)本当に横浜さんにとって打ちたかったシュートかどうかはわからない。僕からしてみれば72点に抑えられた中で、スイッチをしたりカバレッジを変えてみたり、ゾーンを使ったりトラップを使ってみたり、その中で一人の選手に対して何かではなく、今回の試合ではディフェンスでコンフューズ(混乱)をさせられたんじゃないかなと思います。

――チームディフェンスが崩されたわけではないという点を評価しているということか

そうですね、はい。デイビッド(ヌワバ)が重い選手をつかなければいけない状況にもなってしまっていたので、そこはマッチアップを変えたりしました。もちろん、ケアレスミスでダックインされたりとか、そういうものが何ポゼッションかありましたけど、そこ(対イングリス)にトラップをいこうとかより、そういうケアレスミスをなくしてくださいということを選手には伝えました。

記者の質問に答える大野篤史HC©Basketball News 2for1

――安藤誓哉へのディフェンスの評価は

大(根本)がかなり頑張ってくれたと思いますし、ワク(湧川颯斗)もしっかりファイトしてくれました。1対1で守りきれない部分をしっかりビッグマンが助けてくれたと思います。ボールハンドラーに対するディフェンスで、ヘルプに値するディフェンスを大やワクがやってくれたと思います。

――ゲームクロージングの時間に根本と湧川を起用していたが、彼らに学んで欲しいことは

時間と点差(を考えてプレーすること)。昨日(第1戦)は大が時間を使った方がいいところで3ポイントを打ってしまったり、今日(第2戦)はヤン(ヤンテ・メイテン)が(試合時間残り20秒7点リードの場面でシュートを選択した)。2対1のシチュエーションでしたけれども、ドリブルをエスケープした方が時間を使えたし、相手が攻めるポゼッションを減らすことができる。1点でも勝っていれば勝ちなので、そこの4Qの最後の時に勝つために一番確率の高い選択肢を選ぶというところをまだまだ学ばなければいけない。

今日もワクのところで、トラップにきているのに、ドリブルで打開しようとして、手が引っかかってオフェンスファウルになったりとか、ああいうもったいないところ。今日は勝てましたけれど、ああいうのが致命的になることがあるので、しっかり学んでいって欲しいと思います。ただ、経験しないとできないのでね。ただ、チャンスは何回もない。それだけはしっかりわかっていて欲しいと思います。

ヤンテ・メイテンの横浜BC戦後のコメント

――横浜BC戦(第2戦)の総括

今日は個人的には納得できない活躍でしたが、チームメイトがそこをカバーしてくれて勝てたと思います。

――けがから復帰して数試合経ったが、コンディションはどうか

出来は日によって、良いときもあれば悪いときもあります。コートに出たら、エネジーをセーブすることなく100%の力を出す気持ちで、コートでそれを表現しています。

記者の質問に答えるヤンテ・メイテン©Basketball News 2for1

――多くのフリースローを獲得していたが、積極的なアタックを心掛けていたのか

はい、積極的にアタックしていこうというのはありました。あと、スマートにプレーしようと思っていたので、マッチアップが本来のポジションではない選手が自分を守っていたときはアタックしてフリースローをもらおうという気持ちでいました。

キャメロン・ジャクソンの横浜BC戦後のコメント

――横浜BC戦(第2戦)の総括

今日はすごくハードにプレーをして、同一カードで連勝することができて嬉しかったです。

記者の質問に答えるキャメロン・ジャクソン©Basketball News 2for1

――古巣との対戦への思いは

他のチームメイトよりも横浜BCさんのスタッフ、選手を知っているので、他の三遠の選手よりも勝ちたいという気持ちはあったと思います。そこで連勝できて嬉しいです。みんなけがもなく会場で会えたのは嬉しく思います。

――三遠ネオフェニックスでどう貢献していきたいか

他の外国籍選手が少しでも休めるように、自分が激しくプレーして、ベンチからでもどこからでもチームメイトのためにエナジーを持って戦うという姿を見せたいです。

(高久理絵)

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